Happy-Go-Lucky2

犬や猫などのペット話、 日常のヨタ話を気ままに綴っています。

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初夏に思い出す犬のこと。

だいたいどこのご家庭でも今頃の時期から
色んなお薬でノミ対策をされると思うのだが
毎年この時期になると思い出す犬がいる。
思い出す、と言うても実際にその犬に私は
会ったこともないのだが・・
『ノミ』と言うキーワードで思い出してしまう。


ウチの両親がまだ新婚だった時の話で、兄貴さえ生まれていないので10年や
20年どころ前の話ではなく、もっともっと ず〜〜っと前の話。

そのころも一軒家(古い)に住んでいたそうで両親のほかに祖父母と犬が3匹で
暮らしていたらしい。 以前にも書いたことがあるが私が小さい頃もスピッツが
いたのだが(母がスピッツ好きで) 当時はスピッツの親子2匹と今で言う
レトリバー系の大型の雑種1匹を一応は外犬なのだが(外に犬小屋があった)
家の中に入れて一緒に布団で寝たり・・と8割がたは室内犬のような暮らしを
させていたところ茶色い日本犬風の雑種犬が迷い込んできて、庭で空家に
なっていた犬小屋に住み着いてしまった。

大の犬好きの母と祖母のこと、昔なので残飯だがその茶色い犬をかわいそうに
思ってご飯をあげたりしていたそうなのだが、長期間さすらっていたせいか相当な
『ノミ』や『ダニ』が体についていたそう。  その犬が間借りしてた犬小屋は
白いペンキで塗装してあったにもかかわらず遠目から見るとグレーに見えるほど
『ノミ』がたかっていたそうだ。 今のように体に直接たらすような薬などあるわけ
ないし当時は毎日こまめにブラッシングしたり洗ったりして、人間が手でノミを
とっていたそうなので母たちからすると、家にいる3匹に『ノミ』などがうつっては
大変だと ない知恵をしぼった結果、茶色い犬がフラリと出て行ったスキに庭に
あった3つの犬小屋をたかっている虫ごと燃やしたそうだ。

ご飯は朝晩 その子にもちゃんとあげていたので追い出すつもりなど全然なかった
のだが その犬がまたウチへ戻ってきた時にはもう犬小屋は焼かれてなかったのだ。
もともと野良犬が勝手に住み着いたとはいえ・・その犬にとっての安住の小屋が
なくなっていたからか、またフラリと出て行き二度と戻ってはこなかったそう。

父はその犬に新しい小屋をと、近くの工事現場から廃材をもらってきていたのに。

で数週間後、何軒か先の家の縁の下でその犬は亡くなっていたそうで・・
何かの縁だからと両親が近くの山(今のように建てこんでおらずハゲ山のような
場所がいっぱいあった)にお花とオカカご飯と一緒に埋葬したそうだ。

この話は10年くらい前に聞いたのだが、初夏になりフィラリアのお薬やノミの
お薬をリュウタに処方する頃になると不思議と思い出し、なぜか泣けてしまう。
実際に自分はその犬を全く知らないのだが、姿形を思い浮かべてしまう。
最終的にはウチの家の子にするつもりだったらしいけど、犬小屋がノミの温床に
なっていたので先に始末した結果 その子はまた行き場がなくなったと思い込んだ
のかも知れない。 ノミがたくさん体についていて弱っていたのかも。
ウチの家ではご飯をもらっていたけど よその家ではもらえなかったのかも。
あまり遠くへ行っていないところで亡くなっていたと聞いてよけいに泣けた。

何十年も前なのに家の中にあげてもらって飼い主と同じお布団で寝ていた3匹に
比べ放浪の野良犬とはいえ悲しすぎる最期。
以前はどこかで飼われていたかもしれない茶色い犬。
毎年 本当に・・夏が近づいてくるとこの子のことを思い出す。
きっとその子はどことなくリュウタに似ていたような気がして仕方がない。 

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